今回の機械について — キャタピラー313GR
今回もまた、達成感のある出荷が完了しました。キャタピラー313GR油圧ショベル2台を、弊社ヤードで整備・ 洗浄し、フラットラックコンテナに積み込み、横浜港からコロンビアへ出荷いたしました。検査から出港まで 、全工程を自社で対応しましたので、今回はその全工程をご紹介いたします。...
今回もまた、達成感のある出荷が完了しました。キャタピラー313GR油圧ショベル2台を、弊社ヤードで整備・ 洗浄し、フラットラックコンテナに積み込み、横浜港からコロンビアへ出荷いたしました。検査から出港まで 、全工程を自社で対応しましたので、今回はその全工程をご紹介いたします。 コロンビア・エクアドル・ペルー・パナマなど中南米でご検討中のお客様、また「日本からフラットラック輸 送で機械を輸入したい」とお考えの方にもぜひ参考にしていただける内容です。
今回の機械について — キャタピラー313GR
Cat 313GRは、キャタピラーの次世代油圧ショベルシリーズの一機種です。中南米・東南アジア・アフリカを 中心に、中古輸出市場での需要が非常に高い機種で、コンパクトな車体でありながら、インフラ工事や道路建 設などの本格的な掘削作業にも十分対応できる出力と信頼性を持ち合わせています。今回のコロンビアのお客 様からも、インフラ・道路整備プロジェクト向けとしてこのモデルをご指定いただきました。
主なスペック

なぜフラットラックか — 輸送方法の選定について
「なぜ通常のコンテナではなくフラットラックなのか?」よくいただく質問なので、ここで説明しておきます 。313GRは、ブームとアームの角度によっては20フィートや40フィートの標準コンテナに収まらないケースが あります。また、機械の固縛・荷締め作業のしやすさという点でも、フラットラックの方が確実な積み付けが 可能です。今回は横浜港からのフラットラック出荷を選択しました。
フラットラック vs. 通常コンテナ(FCL)比較

工程① 出荷前検査
まず最初に、2台ともヤードにて出荷前検査を実施しました。油圧ホース・足回り・エンジン・走行モーター ・旋回ベアリング・バケットピン・ブームアーム構造の健全性など、主要箇所を全点検します。今回の2台は 、いずれも問題なくクリア。写真付きの検査レポートは出荷前にお客様へ送付し、着港前に機械の状態をご確 認いただける状態にしております。 「写真では良く見えたのに現物が違った」というトラブルをなくすために、この工程は弊社として絶対に省略 しません。
工程② 洗浄・土落とし
多くの輸出業者が手を抜くポイントですが、弊社は妥協しません。コロンビアをはじめ中南米諸国では、中古 輸入機械に対する生物防疫規制が非常に厳しく、土・泥・植物残渣などが付着したまま輸入しようとすると、 港で足止め・強制燻蒸・最悪の場合は入国拒否という事態になります。
・ 足回り(トラック・ローラー・スプロケット)の高圧洗浄
・ バケット・アーム・ブームに付着した土・泥の完全除去
・ エンジンルーム・キャブ外装・フレームの洗浄
・ 洗浄後の目視最終確認(土が残っていないことを確認してから書類作成)
コロンビアの港の検査官が見ても問題のない状態に仕上げて出荷しています。
中南米へ輸入される方へ — 洗浄について一言
コロンビア・エクアドル・ペルー・パナマなど中南米への中古機械輸入では、必ず洗浄済みであることを確認してくださ い。輸出前のきちんとした洗浄にかかるコストより、到着港での留め置き・燻蒸処理にかかるコストの方が圧倒的に高く つきます。輸出業者に「洗浄写真を見せてほしい」と依頼してください。提出できない業者には要注意です。
工程③ 証明書・輸出書類の取得
書類が揃っていなければ、機械がどれだけ良くても意味がありません。今回の出荷に際して用意した書類一式 をご説明します。
放射線証明書:
日本からの中古機械輸出には、放射線量が国際基準値以内であることを証明する放射線証明書が必要です。20 11年以降、世界中の輸入国から標準的に要求される書類で、コロンビアの税関でも確認される重要な証明書で す。第三者検査機関を通じて取得。2台とも問題なくクリアしました。
植物検疫証明書(洗浄証明):
洗浄完了後、土壌・生物資材・外来種が付着していないことを証明する植物検疫証明書を取得しました。コロ ンビア税関通関の際、また到着港での荷下ろし許可を得るために必要な書類です。
輸出通関(日本側)
正確なHSコード・申告価格・機械詳細を記載した輸出申告を日本税関に対して行いました。日本側の輸出書類 が正確であることは、相手国での輸入通関をスムーズにする基本中の基本です。
船荷証券・インボイス・パッキングリスト
出港後、速やかにオリジナル船荷証券(B/L)・商業インボイス・パッキングリストをお客様へ送付。コロン ビア側の輸入通関準備を遅滞なく進めていただける体制を整えました。
工程④ 横浜港でのフラットラック積み込み
いよいよ積み込みの日。すべての準備が結実する瞬間です。2台ともトレーラーで弊社ヤードから横浜港へ陸 送し、港湾クレーンを使用してフラットラックコンテナに積み込みました。ブームとアームはフラットラック の寸法に収まるよう角度を調整して固定し、可能な範囲では機械自走での積み込みも活用しました。
固縛・ラッシング作業:
積み込み完了後、本格的なラッシング(固縛)作業を実施しました。重量級ラッシングチェーン+テンショナ ーで機体を固定。走行体前後に木製ブロッキングを設置し、動きを完全に封じます。上部フレームにも追加ラ ッシングポイントを確保しました。横浜からコロンビアまでは、パナマ運河を経由して約30〜38日の航海です。途中、太平洋で荒天に遭遇するこ とも珍しくありません。この長距離航海を乗り越えるための固縛は、最も手を抜いてはならない工程です。船 会社のサーベイヤー立会いのもと、2台ともラッシング確認後に出港となりました。
輸送ルート — 横浜港からパナマ運河経由コロンビアへ

コロンビアだけでなく、中南米全域への輸出に対応しています
今回の仕向地はコロンビアでしたが、弊社は中南米・カリブ海諸国全域への日本製中古建設機械輸出に対応し ています。
主な輸出対応国(中南米・カリブ海)

取扱い機種・メーカー

日本からコロンビア・中南米への機械輸入をお考えの方へ
このページに辿り着いた方の多くは、日本製の中古建設機械を中南米へ輸入することをお考えではないでしょ うか。弊社は機械の「販売」だけでなく、調達・検査・洗浄・証明書取得・積み込み・輸出書類作成まで、一 貫して自社対応しています。機械が到着港に届いた時、書類も状態も、すべて整っています。
・ 日本全国の信頼できる仕入れ先から機械を調達
・ 写真付き出荷前検査レポート
・ 生物防疫対応の徹底洗浄
・ 放射線証明書・植物検疫証明書を取得
・ フラットラック・FCL・RORO各種輸送対応
・ 輸出書類一式の作成・送付
・ 英語・日本語対応
まずはお気軽にご連絡ください。必要な機械・仕様・予算をお知らせいただければ、迅 速に見積もりをご用意いたします。
